「生きる!」文庫
詩集 この子をひざに

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  • サイズ B6判/ページ数 102p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784820572176
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0037

出版社内容情報

教育者であり、詩人であった著者は昭和28年に知恵遅れの子のための私設学園「のぎく寮」をひらき、昭和39年に没するまで子どもたちと起居を共にし、子どもたちへの限りない思いを詠う。

目次

あたま
おはよう
手をひく
えほん
こがねむし
わたしのめをさして
わがあたま
あぐら
わたしのあたまに
一くれの土をこねつつ〔ほか〕

著者等紹介

近藤益雄[コンドウエキオ]
明治40年3月19日、長崎県佐世保市に生まれ平戸で育つ。昭和2年、国学院大学高等師範部卒業後、長崎県北部の辺地・離島の児童教育に従事、児童詩や生活綴方教育に専念。昭和16年県立平戸高女。昭和20年兵役。昭和23年田平小学校長。昭和25年自ら校長をやめ、佐々町口石小学校に障害児学級を開設、その担任となる。かたわら昭和28年には生活施設「のぎく寮」(後に、のぎく学園)を創設、家族ぐるみで知的障害児の指導にあたる。昭和37年口石小学校を退職、成人ホーム「なずな寮」(後に、なずな園)創設、その経営を次男原理夫妻にまかす。昭和39年5月17日、心労重なり自ら命を絶つ。戦前の平戸児童生活研究所、戦後の平戸文化協会、さらに教え子を戦場へやり長男を原爆で失ったいたみと悲しみの中で始めた障害児の教育と福祉の実践、民間教育への支援。そうした先駆的な業績は、文部大臣表彰、読売教育賞、西日本文化賞、ヘレン・ケラー賞、長崎文化賞ほか数多くの賞にも輝いた

近藤原理[コンドウゲンリ]
昭和6年、長崎県小値賀島で生まれる。益雄の次男。山口・長崎両県の小学校教員三十二年の後、純心女子短期大学、長崎純心大学に勤め、現在、九州看護福祉大学大学院特任教授。かたわら昭和37年から自宅(なずな園)に障害者を十名前後預かり家族的共同生活を三十八年つづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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