子ども平和図書館<br> わすれないあの日

子ども平和図書館
わすれないあの日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 35p/高さ 19X27cm
  • 商品コード 9784820566175
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

平和を語りつぐ名作絵本!

東京・堺・大牟田空襲、 沖縄戦、
また、 ナチスドイツによる残虐の
象徴アウシュビッツ、 レニングラード
の悲劇などを題材にした名作絵本!

忘れてはいけない歴史のひとコマを、
やさしい文章と迫力のある絵で伝えます。

既刊全7巻 揃本体12,200円(分売可)

1 パパママバイバイ
1977年、 横浜市緑区に米軍機が墜落し、
幼い二人の兄弟が炎に焼かれて死亡
した悲劇。 今も続く米軍基地問題を考える。

2 アウシュビッツからの手紙
ヒトラーによる20世紀の人類がおかした
決定的な過ちをその悲惨な歴史の現場
に取材して描く。

3 おかあちゃんごめんね
病弱で床にふしていた母は、 空襲で
迫りくる炎から、 小さい二人の子を逃
がすため家から追い出した……。

4 死んでもブレストを
1945年3月10日の東京大空襲の最中、
燃えさかる炎を目前にして職務についた
墨田電話局の女子交換手。

5 ターニャの日記
ヒトラー・ドイツによって900日にわたり
包囲されたレニングラードで、 極寒の
中飢えて死んでいった家族の記録。

6 忘れな石
西表島に強制疎開させられ、 学童66
名がマラリアで死んだ悲劇を描く。

7 わすれないあの日
1945年7月27日の大牟田空襲で、
当時3歳だった私 (作者・画家) が
見た、 感じた、 空襲の恐怖を語る。

著者等紹介

三代沢史子[ミヨサワチカコ]
1942年、東京に生まれる。1966年、国立音楽大学声楽科卒業。1980年から新芸術協会展に出品。都知事賞、会員として4賞受賞。1989年以来女流画家展、1991年以来独立展、神奈川独立展に出品。美術家連盟会員、平塚美術協会会員、ISME(音楽教育国際会議)会員。著書に『おととあそぼう』(上下巻)音楽の友社、『子どもの創作ピアノとともに』カワイ出版社などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミーコ

49
図書館の夏休み特集棚より。母親の9歳の時に終戦を迎えたのですが、頭上をB29が飛んだ話や防空壕に走った話 子供の頃 色々聞いてましたが 三代沢さんは3歳の頃の事なのに こんなはっきり覚えていらっしゃいます。言葉では言い表せない恐怖があったのだと思います。今でも打ち上げ花火の音やお昼のサイレンが恐い との事、一生トラウマは消えないでしょう。戦争を知っている人が減って行く時代ですが 受け継いで行かなくてはならないと思います。2017/08/12

ヒラP@ehon.gohon

4
降ってくる火の粉と、足が池底につかない怖さに必死で明子姉ちゃんにしがみ ついていた自分。 火の粉を払いながら、片腕で抱きかかえてくれていた明子ねえちゃん。 それだから今の自分がいる。 息を引き取ったと思った赤ん坊の弟が、母親のおっぱいで息を吹き返した。 その光景と自分が生きていることのありがたさ。 三代沢さんは描かずにいられなかったのです。 作り話ではない重さ、人の創作ではない緊張感のある絵…。 この絵本には、にじみ出てくる命の叫びを感じました。2011/07/04

たまきら

3
おたまさん、ここのところこの手の本を引き出してくる。う~む、やるな3歳児。2015/04/20

 

0
★★★☆☆ 空襲の話2007/11/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/712611
  • ご注意事項