出版社内容情報
人間の記録 第109巻 小野田寛郎 「わがルバン島の三十年」
四六版 本体1,800円
ISBN4-8205-5769-6
小野田寛郎(1922~ )和歌山県出身
元軍人。戦後三十年もの間フィリピン・ルバング島でゲリラ戦を
展開。帰国後半年でブラジルに移住し、牧場を経営。『小野田自
然塾』を主宰する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
20
凄まじい1冊であった。弱冠22歳でフィリピンへの赴任命令を受け、終戦も知らず30年間ルバング島のジャングルで戦ってきた小野田寛郎氏の記録。秘密任務を負うからには、その資質はあったのだろあけれど、それにしても適応能力がずば抜けており、その血筋が忍ばれる。母親から授かった守り刀などから考えるに武士の家系であったのだろうか。小野田氏本人も書いていたが、鈴木青年に撮られた写真の中の自身の顔を見て、軍人だった叔父や著名な大将に似ていると感じたそうな。「戦い続けるとこんな顔になるのか」その一言が30年の長さを物語る。2021/05/15
phmchb
8
本書は日本が敗戦してもそれを信じずに30年もの間フィリピンのルバン島で戦い続けた小野田寛郎の記録である。 ここ最近、大学生の四割がまったく本を読まないらしい。そんなやつらはこの本を1ヶ月かけてでも読むべし。2014/04/22
むらきち
7
帰国して半年ほどして書いたもので、新しく書いたものよりも細かく、自分にはこっちのほうが良かった。特にサバイバル術とかの話が面白かった。この人は本当に強い2013/05/19
ひろたけ
1
すごい人、日本に帰ってきてあの飛行機からおりてきたときの毅然とした姿を思い出した。 30年信じられないけど生きてたんだね。ただただすごい人。2014/02/25
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