出版社内容情報
人間の記録 第79巻 鴨居羊子 「私は驢馬に乗って下着を売りに行きたい」
四六版 本体1,800円
ISBN4-8205-4324-5
鴨居羊子(1925~1991)大阪府出身
下着ブームの火つけ役を果たした下着デザイナー。新聞社を退社後、
「なにかを創造する立場になりたい」と下着の改良を目指す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
職商人
15
「下着の世界」に革命をもたらした方の本。バイタリティ溢れる「自分史」ともいえる。これから自分で自分のブランドを作ろうと思う人には、ぜひ、読んでいただきたい。古くて新しい。私事で言えば、何故、私が失敗したかを学ぶことにもなった。ファッションは自分を変えることの手助けをする。自分でデザインしたガーターベルトが気になって何度もトイレに行っては個室にしゃがんで「感動」している様はほほえましくも、ファッションの真理をついている。今ではそんな色だけの専門店すらある。彼女の発言の多くは普遍的な力を持っています。2014/03/02
tekka
1
「あんなちっぽけな店を一軒もってるだけでも、仕入れる立場になるとあんなに横柄になるのだろうか。しかも彼らはものを発見する力を全然もち合わせていない。(中略)客が買ってくれることに依存している、客にもたれかかっている商売人に過ぎない。」2023/06/01
takao
1
納品・集金2019/12/08
きむむ
0
戦後、新しい下着を魅せる・売ると言うこと、また新聞記者時代も興味深く読めました。
桜井晴也
0
「犬は瞳をあけたまま横たわっていた。毛のぬくもりは、まるでそこが私のふるさとのようにあたたかかった。真黒な瞳はうるんで美しかった。私はしゃがんで、瞳の前へ顔をよせたが、その瞳は不思議にどこも見ていなかった。」2010/09/30
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