感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
249
第1巻の補完編「消えた村と家族」。この巻では板垣雄三、シュロモー・ザンド、ワリード・ハリディ、アニース・サーエグ、そしてノーム・チョムスキーの推薦文が付く。巻末の資料によれば、イスラエル軍の攻撃によって破壊され、消えたパレスチナ人の村が388にものぼる。とんでもない数字である。この巻では、主に難民キャンプでの家族写真を掲載するが、彼らの多くは身内や知り合いをたくさん失っている。しかも、イスラエル軍はその難民キャンプをも攻撃しているのである。この写真に写っている人たちの中にも犠牲になった人が多数含まれる。2025/03/20
読書実践家
12
パレスチナ難民たちの家族写真。家族が殺されるという壮絶な体験を負っている人たちがほとんどだ。否応なく人生を変えられてしまう。紛争によって、まず身を守ることを余儀無くされる。それと比較して、人生を自分の力で変えることができる日本のありがたさを感じた。古代の文明が脈々と受け継がれ、交錯する地点でもあり、血塗られてきた場所でもある。平和がいいなと思った。2016/03/19
愛希穂
0
後で2010/08/23
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- 和書
- 赤絵有情