出版社内容情報
近世日本の国際環境を多用な角度から考察!!
学術叢書
「国際社会の形成と近世日本」
箭内健次 編
■A5判・上製・300頁 本体5,400円
貿易史・洋学史・相互認識(ヨーロッパ人の日本認識
と日本人による対外観)の三つのテーマにより、国際社
会の形成期における日本の姿を解明する。十年におよ
ぶ対外交渉史研究の成果が結実した記念碑的論文集。
〔収録内容〕
序 論
近世初頭の堺貿易商人と統一政権 箭内健次
Ⅰ:貿易史
近世初期平戸藩の対外関係新出史料 中村 質
正徳新例を中心にみた東アジア貿易 木崎弘美
近世日本と国際的商品流通の展開 石田千尋
近世東アジア圏内の貿易と国内産業 小山幸伸
幕末開港期長崎における華僑の動向 長田和之
Ⅱ:洋学史
徳川藩制国家とヨーロッパ軍事技術 梶 輝行
シーボルト関係文献譲渡をめぐる一考察 沓沢宣賢
Ⅲ:相互認識
16世紀末におけるインド教界と日本教界 高橋裕史
渡辺崋山の『慎機論』について 田中弘之
むすびにかえて――萩塾と「交流」――