出版社内容情報
近代文学研究の基礎文献を網羅。全150巻完結。 その中の貴重な一冊。
近代の作家研究・作品研究に欠かせない研究・評論・伝記・随想・書誌などの文献資料を初刊本・初出により復刻、文学史を踏まえた視点による第一線研究者の解説を各巻に付す。
底本
大日本雄弁会講談社・昭和33年
特色
「近代作家研究叢書」シリーズの編集方針
近代文学の史的研究の資として、評論・研究・随想・書誌など、主として単行本を復刻(影印)叢刊する。
復刻は原則として初刊本を底本とし、同書の扉(またはカバー・見返し)から奥付(奥付に続く書目の類)まで原寸で収める。
本文は、原則として改訂増補等は行わない。ただし編集者の意向によって改訂または増補を行った場合は1.凡例に明記し、必要に応じて2.注記する。
装丁は叢書版として統一する。
解説は、底本の書誌的事項(判型・装丁・頁数・初出・初版・異版の発行年月日、発行所その他)、成立事項・同書発行(初出発表)時点での同書(あるいは所収評論等のうち特定のもの)のもった意義・史的位置づけおよび今日的視点からの評価など行う。
内容構成
遂に文学の呪縛から逃れることのできなかった二葉亭の悲劇的な生涯を、深い共感と厳しい批評精神によって詳述し、日本近代の草創期に生きた知識人の演じた情熱の由って来るところを探る。二葉亭四迷年譜
中村光夫(1911-1988)二葉亭四迷(1864-1909)