内容説明
「旧約聖書続編」15書全書の解説と注を収録。本文(新共同訳)は、新共同訳聖書特有の読みをする漢字に振り仮名付き。「ヘレニズム」「セレウコス朝の支配者」など、続編の時代背景を知るための45のコラム・年表を掲載。最新のスタディ版聖書(The CEB Study Bible with Apocrypha)の邦訳。続編の時代を知るための巻末地図(カラー)を新たに収録。
目次
トビト記
ユディト記
エステル記(ギリシア語)
マカバイ記一
マカバイ記二
知恵の書
シラ書(集会の書)
バルク書
エレミヤの手紙
ダニエル書補遺
エズラ記(ギリシア語)
エズラ記(ラテン語)
マナセの祈り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
die_Stimme
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続編読み終わったー!次はいよいよ新約かー!続編はカソリックや正教系では教典だけどプロテスタントやユダヤ教では教典になっていないとのことで読むべきか迷ったけど、意外と有名なエピソードも多いし、有名な登場人物の初出も多かった。トビト記には大天使ラファエル、どっかにウリエル、ラテン語版エズラ記にはイエスも出てきた。話として面白かったのはユディト記、ダニエル書補遺あたりかな。ダニエルは本編も面白かったし、なかなかのストーリーテラーだと思った。2022/02/17
tsundokunoyama
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旧約聖書続編にスタディバイブル版があって良かった!この解説なしでは1/3も理解できなかったはず。 旧約聖書正典に入らなかった理由を考えながら読むのもまた面白かった。2022/02/13
いとう・しんご singoito2
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プロテスタント教会が礼拝で用い、備え付けている聖書のほとんどにおいて旧約聖書はマラキ書で終わっているけれど、実はその先があるのです。「旧新約聖書は神の霊感によりてなり」と告白したのですから、続編までしっかり読みましょう。ラテン語版エズラやマナセの祈りはキリスト者必読です。2021/01/30