内容説明
これからの企業は、「善い目的を持ち、自ら変革できる力」「バイアスを特定し、再構築する力」「課題解決に向け、事業構想する力」を身につけた、未来を変革するイノベーション・デザインリーダーの育成が必須である。
目次
Why―企業は社会課題にいかに向き合ってきたか(「善い目的」を事業構想へ;大企業の「両利き経営」)
What―マクロの視野とミクロの視点(大局を掴む;「社会課題」に企業として取り組む)
How―事業化のプロセスと課題(社会課題を解決する事業コンセプトの創出;新規ビジネスをやり遂げる)
Grow&Progress―イノベーション・デザインコース(自分事化する―意識変化、行動変容;組織変革リーダーの育成)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocyuto
2
新しい事業を生み出すにはどうすればよいかを思い悩んでいた折にこの本に出会った。 技術ベースで考えるのではなく、課題を解決するためにはどうするかという発想が必要というだけでなく、短期的な課題ではなく長期的にどうなっていたいかというゴールから逆算(バックキャスト)することの重要性を説いている。経営に提案する際には小さく始める。など、よい気付きを色々与えてくれた。 コロナの話やGAFAの話など比較的新しい話題もあるのでイメージもしやすかったです。2022/06/14
Iron Patriot
1
一章の内容は結構響いた。ただ、社会課題の目的を事業の目的としたほうが精神衛生上良いが、ある程度大きい企業は、利益第一主義なので実際に事業化するには難しい。2023/01/27
ごみくず
0
速読.①善い目的:「財(good)」は「善「good」を実現する具体的な手段。②社会課題:企業が事業の対象とする社会課題。一般的には社会課題は儲からないから事業の対象にはならない(故に自治体が取り組む)。③事業で解決:社会課題に継続的に取り組む為に事業化、収益化する事。長期継続的に取り組むには収益化を伴う構想が不可欠。④課題ドリブン・イノベーション:今までに無かった異なるアイデアの新たな組み合わせによって価値を創造する事。『IF(関心を持つ)→Why(問いを立てる)→How→(仮説を立てる)What』2024/12/21
Mike
0
新事業開発に携わる人にとても有益な書。実務者から経営者まで学べる内容。2022/08/27