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経営の精神―我々が捨ててしまったものは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784820119326
  • NDC分類 335.04
  • Cコード C2034

内容説明

「健全な資本主義を成り立たせるには、営利主義や合理主義よりも大切な精神がある。日本企業が失ってしまったのはそれである。」自信と気迫を取り戻すには何をなすべきか。

目次

第1章 企業の存在意義を考える(企業とは;経営とは何か;企業の目的)
第2章 三つの経営精神(市民精神;企業精神;営利精神;三つの精神のダイナミズム)
第3章 経営精神の実践(市民精神の実践;日本の企業精神;日本の営利精神;究極の独自能力としての経営の精神)
第4章 経営精神の劣化(経営精神の劣化;なぜ経営精神は劣化したのか;株主主権の強制と営利主義の暴走)
第5章 経営精神の復興(アメリカ流アプローチは通用するか;厳しい競争に身をさらす;事業の絞り込み;経営精神の可視化;経営者の自信回復;企業へのコミットメントを高める;会社統治制度の再改革;経営教育の見直し)

著者等紹介

加護野忠男[カゴノタダオ]
神戸大学経営学大学院教授。1947年大阪府生まれ。1970年神戸大学経営学部卒業。1972年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。1973年神戸大学大学院経営学研究科博士課程退学。1973年神戸大学経営学部助手。1979年神戸大学経営学部助教授。ハーバード・ビジネス・スクール留学(~1980年)。1988年神戸大学経営学部教授。1999年神戸大学経営学大学院教授。専攻は経営組織・経営戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

5
加護野先生は脳出血で倒れられて、かなり入院をされて半身不随の状態が続かれたと書いておられます。入院しているときに今まで見えなかったものがよく見えるようになったということでこれがその本に結実されたものであると思います。経営の精神ということで、経営学の基本にあるものを現在の企業の在り方と比較して書かれていますが、これこそ本当の経営学であると感じました。現在の経営学はテクニカルなことが先行して、企業の在り方を根源にさかのぼって考えていません。自分自身を振り返りながらまた再読しようと考えています。2013/07/18

USA mi

1
ある弁護士の方が推薦していた本で、経営とはなにかということについて考えさせられました。再読必須の本です。2013/04/02

牧神の午後

1
泰斗加護野先生の著作ですが、書かれている内容について、読む人によっては老人の繰り言「昔は良かった」的な懐古主義に見えるかもしれません。実際、副題にある通り「我々が捨ててしまったもの」の裏には、「かつて我々が持っていたもの」という意味があるのですから。闘いに美学が失われてしまったと嘆くのはコードギアスでのコーネリア姫ですがおそらく「経営の精神」とはそのようなものなのだと個人的に思っています。ただ、それは我々の価値観が長い時をかけて変容してしまった結果であって、これを取り戻すのも一朝一夕には行かないのでしょう2012/07/15

akkkira3

1
日本の経営学で有名な加護野先生が書いた経営の精神に関する本。 経営において重要なのは精神はどういうものか、理想的な経営の精神とは何かについて迫る本。 日本の企業が何故、バブル崩壊から衰退してしまったのか、など日本の企業形態についても知れる本です。2010/11/09

ozapin

0
企業の利益追求至上主義が諸悪の根源ととく本で、それはリーマンショック以降時々あるパターン。ソリューションがちょっと弱いかなというか、正解がない世界だが。2014/09/14

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