内容説明
世界の強豪と競い、発展していかなければならない企業の要件、経営者の要件とは何か?その答えは、自社の経営に対する「こだわり」にあった。トヨタ自動車、タタ・モーターズ、コマツ、ハイアール、TSMC、HSBC、商船三井、シンガポール航空、セブン&アイ、ウィプロ計10社の企業トップや幹部の生の声を掲載。
目次
序章 これからの経営進化に必要とされる視点
第1章 経営者との対話(1)ものづくりビジネス編(「慎重な検討と大胆な実行」―トヨタ自動車;「成功の要因は、まだ成功していないと思い続けること」―タタ・モーターズ;「社長は自社事業のアナリストでなくてはならない」―コマツ ほか)
第2章 経営者との対話(2)サービスビジネス編(「本社はサポート役に徹する」―HSBC;「痩せた土壌のほうが葡萄栽培には適している」―商船三井;「高品質のサービスを提供し続ける一貫性」―シンガポール航空 ほか)
終章 「こだわり、超える」アジアのグローバル企業
著者等紹介
生田正治[イクタマサハル]
(株)商船三井相談役・日本郵政公社初代総裁。1957年慶応義塾大学経済学部卒業、(株)商船三井(当時三井船舶)入社。1987年同社取締役、1994年同社代表取締役社長、2000年同社代表取締役会長就任、2003年日本郵政公社初代総裁就任と同時に(株)商船三井会長を辞任、同社名誉顧問に就任。2007年日本郵政公社総裁を退任し(株)商船三井相談役就任、現在に至る。現在の兼職は中間法人日本取締役協会副会長、社会経済生産性本部理事、民間外交推進協会日中文化経済委員会委員長、慶応義塾大学理事・評議員、中国青島市経済顧問、モーリシャス共和国名誉領事。1997年運輸大臣表彰、1998年藍綬褒章、2008年旭日大綬章を受章
寺本義也[テラモトヨシヤ]
早稲田大学ビジネススクール教授。1967年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。1972年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了、同年明治学院大学経済学部専任講師。1979年~81年英国ロンドン大学、アストン大学客員研究員・客員教授。その後、筑波大学大学院経営システム学科専攻教授、北海道大学大学院経済学研究科教授などを経て、2000年に早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授に就任し、2008年より現職。専門は経営戦略論、組織論、人材開発論、知識社会システム構築論。学術博士(早稲田大学)
米山茂美[ヨネヤマシゲミ]
武蔵大学経済学部教授。1989年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、1992年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了、同年西南学院大学商学部経営学科専任講師、1994年西南学院大学商学部経営学科助教授、同年米カリフォルニア大学バークレー校フルブライト客員研究員、1998年武蔵大学経済学部経営学科助教授、2004年仏経営大学院インシアード客員研究員、2004年より現職。専門はイノベーションの組織と戦略、技術・知財戦略、競争戦略、アジア企業の経営比較等
松尾隆[マツオタカシ]
首都大学東京都市教養学部経営学系准教授。1998年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得修了、福井県立大学経済学部を経て、2003年東京都立大学経済学部助教授、2005年大学改編により首都大学東京都市教養学部准教授。2004年より東京大学ものづくり経営研究センター特任研究員を兼務。研究分野は、経営戦略論、特に製造業、サービス業の「現場」の組織能力を活かした競争優位の構築など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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