内容説明
間違いだらけの「目標管理」を正し、「個人主導のキャリア開発」を図る。仕事に価値を創造する「自立・自律型人材」を育てる。
目次
第1部 企業経営とMBO(日本の企業社会の変化と改革;ヒューマン・サイドにおける変化と改革;ジャパン・アズ・ナンバーワン ほか)
第2部 MBOの前提(日本におけるMBO;MBOの背景にある諸理論;MBO ほか)
第3部 MBOの実践(なぜMBOがうまくいかないのか;マネジメント・サイクル;マネジメント・スキル ほか)
著者等紹介
今野能志[コンノトモユキ]
行動科学研究所代表。NPO日本キャリア・カウンセリング研究会会長。慶応義塾大学卒業、早稲田大学ビジネス・スクール修了。モービル石油(株)にてキャリア開発/マネジメント・トレーニングを担当。現在はキャリア・カウンセラーおよび経営人事コンサルタントとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
7
職場にMBOを導入したくて読んでみた。ドラッカーによって提唱されたMBO=Management by Objectives)が「目標による管理」ではなく「目標管理」などとされたために、日本では多くの誤認識を生んだと著者は指摘。戦後の日本経済の復興が急速に進み、高度経済成長を経て一瞬ではあるがナンバーワンになった途端、失速していった原因をマネジメントという角度から詳細に論じている。MBOとキャリア開発が不可分であること、MBOに影響を与えた理論についても紹介している。2020/01/10