出版社内容情報
ナレッジ・マネジメント運動の実践面をリードしてきた世界的ベストセラー。
●知の組織的な創造
90年代の初頭に流行したBPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)は業務プロセスの効率化を追求するあまり、組織の中に埋め込まれていた重要な知識を流出させ、コーポレート・アルツハイマーと呼ばれる現象をもたらした。このような問題を克服できる視座が知識創造の理論であり、その実践はナレッジ・マネジメントによって展開される。
企業やコミュニティーの活動の本質は、知識の創造、活用、蓄積からなるダイナミックなプロセスである。しかし、この本質は、われわれの目には見えないことがある。知識は、科学の公式や製品の仕様書のように書かれたものとしての形をとるばかりではなく、言葉にはできない技能やものの見方、あるいは慣習の中にも埋め込まれているからである。
知識科学は、そのような知識の重層的な構造を解明するとともに、書かれざる知識に形を与え、組織的に共有できるモデルを作り、さらには新しい知識を創造するメカニズムの構築を目指す。それは、見えない本質に光を当て、企業やコミュニティーに未来を切り拓くための変革の視座に立つことに他ならない。
内容説明
ナレッジ・マネジメント実践のバイブル。
目次
第1章 「知識」というとき、我々は何について語っているのか
第2章 知識市場の約束と挑戦
第3章 知識の創造
第4章 知識の形式化と調整
第5章 知識の移転
第6章 知識にかかわる役職と技能
第7章 ナレッジ・マネジメントのための技術
第8章 ナレッジ・マネジメント・プロジェクトの実践
第9章 ナレッジ・マネジメントの実践論
著者等紹介
プルサック,ローレンス[Prusak,Laurence]
いくつかの大学で教育・研究・図書館職に従事した後、アーンスト&ヤングを経て、現在はIBMのナレッジ・マネジメント研究所の所長である。主要著書に、Knowledge in Organizations.Boston:Butterworth‐Heinemann,1997。ダベンポート氏と共著でInformation Ecology:Mastering the Information and Knowledge Management.Boston:Harvard Business School Press,1997
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