内容説明
中学校の地理教育は現状では、世界地理と日本地理に大別されている。本書はその後者、日本地理についてまとめられている。中学校の日本地理教育といえば、教科書をはじめ、ほとんどの実践が7地方別に行われている。そして、ほとんどの参考書がそのスタイルで編まれている。しかし、本書では、7地方別に記述しなかった。「世界に目をひらく日本地理」を目指すのには産業別、事項別のほうが描きやすいと思ったことによる。
目次
1 日本の自然と人々(日本の国土;日本の地形;日本の気候;日本の人口;日本の地域区分)
2 鉱工業と地域(日本の工業;大工業地帯;大企業の町;中小企業の町;鉱業とエネルギー産業の町)
3 農林水産業と地域(日本の農業と農家;米作地域;畑作と蓄産地域;林業と山村のくらし;漁業と漁業基地)
4 都市と交通(巨大都市・東京;都市生活の再生;流通と運輸)
5 世界と日本(平和を求めて;世界のなかの日本)
付 日本地理の構成と授業