内容説明
先達の遺産をふまえ、実践記録をもとに、自らをつちかい支えた《大西忠治の教育力》とは何か―。現代社会の波と、個人史の道程を、具体的事実・資料をもとに自己分析する。大西忠治が、これほど自己を、ひらいてみせたことはない。悩みとまどう次代をになう教師に、心情あふれる教師修行の道を綴る。本書「核との思想的対話」にある、子どもとの育ちあいは、大西実践の根本に位置する。
目次
1章 子どもを見る・実践を見る(実践記録をよむことで教師は前進する;すぐれた実践を直接見る努力をすべきである;自分の実践を、いつ、どう記録するか)
2章 教育をめぐる状況を直視する(「現代っ子」と「新人類」について;子どもが、子ども自身で自分を教育していくということ)
3章 「リーダー」とともに教育力を高める(集団的人格;子どもの中のリーダーと出合うこと;核であったT夫の卒業後の手紙)
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