内容説明
10人の有識者と共に日本の進むべき道を指し示す。国会議員と有識者の政策研究会「『日本のチカラ』研究会」をリアルな質疑応答も含めて完全収録。主宰者・高市早苗が総合的な国力強化の方向性を示す三章を書き下ろし。
目次
序章 国際社会の現実と「総合的な国力」強化の必要性
第1章 外交力
第2章 情報力
第3章 防衛力
第4章 経済力
第5章 技術力
第6章 「国力」の全要素を包含する宇宙政策
結びの章 「人材力」の強化に向けて
著者等紹介
高市早苗[タカイチサナエ]
1961年(昭和36年)生まれ、神戸大学経営学部卒業、松下政経塾卒塾。米国連邦議会Congressional Fellow、近畿大学経済学部教授(産業政策論・中小企業論)を歴任。衆議院では、文部科学委員長、議院運営委員長等を歴任。自由民主党では、政務調査会長(3期)、経済安全保障対策本部長、日本経済再生本部長、サイバーセキュリティ対策本部長(3期)等を歴任。内閣では、通商産業政務次官、経済産業副大臣(3回任命)、内閣府特命担当大臣(5回任命)、総務大臣(5回任命、史上最長在職期間を記録)を歴任。2024年7月現在は、衆議院議員(9期)、自由民主党奈良県第2選挙区支部長、経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
28
高市大臣は、国力強化のための要素は、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力との持論をお持ちのようだ。それぞれの要素について、高市大臣の考えに共鳴する10名のブレインの言葉を活字にして収録した一冊。大臣は、非常に勉強をなさっている印象を受けた。第一章からして「中国に怒るべきときは怒れ」、全くその通りだと思った。2024/09/24
Kei.ma
14
この本からは、国を守る、発展させる気概がビンビンに伝わってくる。だから、少し大袈裟だが気分が高揚し、国民みんなで危機を乗り切ろうよと元気が漲る。さて、とかく二世議員はと嘆く前に世間を、この場合は国会か、見渡せば私たちが頼むと思える逸材がまだまだいると信じたい。それにしても論理が通った文章は小説以上に面白いものだ。2024/09/17
ひさしぶり
9
AIWS世界リーダー賞受賞、日本人初女性初2025/03/01
H
4
良く勉強しているなあと感服。引き続き今の担当を続けてもらいたい気持ちもああるが、やはり議員立法を出したこともない進次郎を総理大臣にするような愚かな選択をしないことを切に願う。2024/09/21
とり
3
外交力、情報力、防衛力、経済力、技術力、宇宙政策について、10名の有識者との議論を盛り込みつつ論じている。特に外交力に関して山上信吾氏の話は大変面白かった。前駐オーストラリア大使ということもあり、日本ではなく海外から見た中国、日本が海外からどのように見られているのかなどが参考になった。この他、私の職業柄、博士課程の学生や若手研究者の処遇が気になっているが、高市氏の様々な取り組み(特に若手支援)は大変ありがたい。2024/09/27