内容説明
香港の現場からは「中国」がよく見える。「20年前の香港」と「国安法施行の香港」現地取材した記者が中国支配の恐怖に迫る。香港メディアも取り上げ大反響を呼んだ産経新聞1面記事「香港は死んだ」を含む一連の香港報道を書籍化。香港返還直後の現場報告も収録。2020年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。
目次
はじめに―香港人の戦いは終わっていない
序章 20年前の香港
第1章 国安法の衝撃
第2章 若者たちの反乱
第3章 国安法施行前夜
第4章 奪われる言論・集会の自由
第5章 香港人改造
第6章 それでも香港に生きる
おわりに―自由が滅びることはない
「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞講演録
著者等紹介
藤本欣也[フジモトキンヤ]
産経新聞元中国総局長。1963(昭和38)年大阪府茨木市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、韓国・延世大学に語学留学。90年産経新聞社入社。96年フランスに語学留学。香港支局長(1998~2001年)、ブリュッセル支局長、シンガポール支局長、ソウル支局長、中国総局長(2016~19年)、東京本社副編集長を経て、現在は外信部編集委員兼論説委員。2019年10月から20年10月まで香港に長期出張、その一連の香港報道に対し2020年度「ボーン・上田記念国際記者賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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