内容説明
世界が賞讃した「同盟の武士道」。日本海軍の偉業と功績が報告されるとイギリスの議場は歓呼と拍手に包まれ、「バンザイ」が唱和された―どの海軍の受勲数をも上回った日本海軍の偉業。他国が好まない最も危険な任務を自ら進んで引き受け、75万人を護衛、7千人を救助して、世界各国から至上の感謝と絶大な信頼を勝ち取った。外国軍との初の協同作戦に挑む第二特務艦隊司令官・佐藤皐蔵提督の決意とその言葉は日本の羅針盤となる。第二特務艦隊の秘蔵写真を収録。
目次
序章 戦勝国だった日本
第1章 地中海の守護神
第2章 日英同盟の安全保障
第3章 忘れられた第一次世界大戦
第4章 同盟をまっとうした日本
第5章 英雄になった第二特務艦隊
第6章 同盟の武士道
追悼 ニコルさんのこと
付録 C・W・ニコル×井上和彦 日本海軍が海の安全を守ってくれた
著者等紹介
井上和彦[イノウエカズヒコ]
ジャーナリスト。1963(昭和38)年滋賀県大津市生まれ。法政大学卒業。専門は軍事・安全保障・外交問題・近現代史。バラエティー番組やニュース番組のコメンテーターも務める。“軍事漫談家”の異名を持つ。産経新聞「正論」執筆メンバー。フジサンケイグループ第17回「正論新風賞」受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちかぱぱ
1
今まで知らなかった第1次世界大戦時の日本軍の活躍を知ることができた。ドイツの潜水艦Uボートに苦しめられていたイギリスなどの兵員輸送船や客船を護衛する任務を犠牲を顧みず成し遂げたことで、欧州の信頼を勝ち得、その後の国際連盟での常任理事国入りが実現する。 現代も唱えられている国際社会との協調を100年前に実践していた事実はとても勇気づけられた。 護衛の任についた第二特務艦隊司令官の佐藤少将がまた素晴らしい人格者で、日本人の評価を大きく上げることに貢献しています。この史実はCWニコル氏が著者に伝えたことだそう。2023/01/07
ワシじゃ
0
第2次世界大戦で敗戦しなければ、この著書に書かれた先人達の勇姿も教科書に掲載され日本は今も世界から頼られる国であり続けたであろう。2022/04/15