内容説明
連綿と続く皇室の陵墓を語り継ぐ!天皇陵は民族の精神遺産です。陵墓の景観が分かる写真37枚収録、天皇陵巡りのガイドブックとしても楽しめます。
目次
はじめに 天皇とは日本の歴史を貫く背骨のような存在である
第1章 古代国家成立期の天皇陵
第2章 「倭の五王」拡大期の天皇陵
第3章 初の譲位が行われた混乱期の天皇陵
第4章 国家統一と大陸外交期の天皇陵
第5章 花咲く平安京の天皇陵
第6章 院政期と源平争乱の天皇陵
第7章 多難な鎌倉・南北朝期の天皇陵
第8章 「天皇号」再興期の天皇陵
著者等紹介
渡部裕明[ワタナベヒロアキ]
昭和25(1950)年、愛媛県今治市生まれ。49年、産経新聞社に入り京都支局、大阪社会部、文化部、東京論説委員室などで日本の歴史や考古学などを中心に取材した。大阪文化部長、東京論説副委員長などを経て、平成28年に退職。「現場主義」を貫き、全国の遺跡や社寺を訪ね歩いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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謙信公
14
日本の歴史を深く理解しようとすると、様々な場面で天皇が顔を出す。天皇陵を巡りながら、最新の考古学、歴史学の研究成果も踏まえ、現代まで連綿と続く天皇の真の意義をわかりやすく解説。天皇の系譜と古墳の年代が一致しない百舌鳥・古市古墳群。円墳と長方形の墳丘の主軸が一致しない不可思議な雄略陵。中世城郭として使われた安閑陵。八角墳を最初に採用した舒明陵。牽牛子塚古墳こそ真の御陵という皇極・斉明天皇陵。中尾山古墳こそ真の御陵という文武陵。12人の天皇の遺骨を納める十二帝陵など、天皇陵巡りのガイドブックとしても楽しめる。2024/03/27