内容説明
大量に供給されたものは、いつか必ず値崩れする。それが経済の大原則である。国債の暴落もそう遠くはない。そんな事態に至った場合、私たちは大切な家族の生活を守っていくことができるのだろうか?心配することはない。何が起きてもブレずに長期の株式投資をしておけばよい。
目次
第1章 マイナス金利の異常さに気づかない異常
第2章 なぜ日本経済はジリ貧から抜け出せないのか?
第3章 日本経済の将来不安を一掃する政策提言
第4章 迫る国債暴落とその後の株価大復活に対処せよ
第5章 今のままでは預貯金を食い潰し、貯蓄ゼロに陥る
第6章 長期の株式投資は財産づくりの王様である
第7章 強欲資本主義と機関投資家の限界
第8章 「貯蓄から投資へ」の最終列車が発車する
第9章 おだやかなる成長社会を築いていこう
著者等紹介
澤上篤人[サワカミアツト]
さわかみ投信取締役会長。1947年愛知県名古屋市生まれ。1973年、ジュネーブ大学付属国際問題研究所国際経済学修士課程履修。ピクテ・ジャパン(現・ピクテ投信)代表取締役を経て、1996年にサラリーマン世帯を対象にさわかみ投資顧問(現・さわかみ投信)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雪野きずな
3
インフレでも株価は上がる。預貯金神話の崩壊。この本に書かれていることは極端な話ではなく実際に起こることかもしれない。2021/10/12
bonbon99
2
長期投資の巨匠が語る投資本。著者は投資の世界にどっぷりつかっているから、投資の魅力はこの本を読んでわかる。ただ、日本の経済において、インフレが起こるかはわからないし、マイナス金利だからといって、日本人が投資にシフトするとも限らない。経済に必ずはない。2016/12/15
Ohno Takeshi
1
いい会社を考えるにあたって、長期的な投資目線はとても大事だと思う。でも、一つ疑問が芽生えた。長期とは言え、従業員は最大で30年以上、会社に自らの人的、時間的リソースを投資するのに、長期投資家であってもそこまでは付き合わない。 そうであれば、沢上篤人さんの言うようなスタンスを最も実現しているのは従業員では無いかということです。そうすると長期投資では従業員にもっと関わってもらった方がいいのかもしれません。 その関わり合いかたをもっと模索したい。2018/01/20
ぺちこ
0
投資運用で追いかけるのは、マーケットでの価格変動ではなく投資価値。生活者から見て「なくなっては困る企業」を探せば十分。インフレのピークを待たずに少しずつ売って、次の暴落時に応援買いをするための現金作りをする。しばらく贅沢してみるとそのうち飽きてくる、高価なモノや美酒美食も憧れている間が一番幸せ。2017/03/04
Anaje
0
創業者の筆者が亡き後はどうなるのか?カリスマのあとは崩壊するのが常2020/03/15