内容説明
独裁国を笑い飛ばす!領土拡張の野望を読む!物語の舞台は架空の国・大華国。近年、大きな発展を遂げるも、環境汚染や格差拡大や株価暴落など、国内には問題が山積み。そんなことはお構いなしに、40年ぶりに目覚めた独裁者・天安悶は覇権国家を目指して猛進するが…。月刊「正論」で好評連載中の作品を単行本化!
目次
第1章 40年ぶりに目覚めて仰天!「昔はこんなじゃなかったっぺ」
第2章 世界にプロパガンダ外交!「自分でも史実が分からなくなったっぺ」
第3章 株価暴落で世界が大混乱!「地球まるごと大華国にするっぺ」
著者等紹介
業田良家[ゴウダヨシイエ]
昭和33年7月27日、福岡県甘木市(現・朝倉市)生まれ。昭和58年、「ヤングマガジン」(講談社)の『ゴーダ君』でデビュー。昭和60年~平成2年、「週刊宝石」で『自虐の詩』を連載、平成19年には中谷美紀・阿部寛主演、堤幸彦監督により映画化された。平成21年には『ゴーダ哲学堂』(小学館)所収の『空気人形』がペ・ドゥナ主演、是枝裕和監督により映画化。「ビッグコミック増刊号」(小学館)で連載中の『機械仕掛けの愛』は、第17回手塚治虫文化賞短編賞と第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
22
独裁者・天安悶国家主席のブラックギャグ4コマ。7/10点 金正日総書記のパロディだった「独裁君」より、毛沢東のパロディである天安悶が復活。独裁国家・政治家ギャグなのだが、どの政治家もクセが強くていやだ(苦笑)。 「独裁君」はギャグ4コマの中にシリアス展開短編があって傑作だったが、本作はギャグ4コマのみ。まぁ、それでも嫌と言うほど政治を考えさせられるが2023/10/31
rosetta
3
先日同窓生が貸してくれた本。ギャグなのだ。全ての四コマの落ちで笑えるのだ。しかしギャグではあるのだが現実そのままだから笑ってすませるわけにはいかないのだ。「実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません」なんて誰が信じる?(笑)大華国の首都の廟に祭られていた天安悶は都合が悪くなって眠っていただけで死んではいなかった。40年振りに目覚めた天安悶は再び世界と大華国に禍を振り撒く。大大躍進政策で数千万人の自国民を餓死させ、大大文化革命で数百万人を粛清してもまだ足りなかったのだ。パクゴネも山鳩も本当に嫌!(笑)2016/08/07
maruta
1
国際問題ですよこりゃあ。なかなかブラックなネタを連発しつつ、ギャグ4コマとしてオチがしっかりしている。ただ申し訳ないがクロ天はNG。2017/06/06