内容説明
敗戦から70年。なぜ、わが国は今繁栄しているのか?歴史の節目で誰がどのような決断をしたのか?政治家よ!もっと歴史を勉強してほしい!
目次
第1章 東京裁判とGHQ(戦犯の遺灰はどこで供養されたか;A級、B級戦犯とは何か ほか)
第2章 安保改定の真実(極秘に造られた米の核シェルター;経済は官僚がやってもできる ほか)
第3章 沖縄の心をねじまげる人々(慰霊の日に飛び交う怒号;未収集のガマの遺骨 ほか)
第4章 国際社会は非道である(日米パイロットの数奇な出会い;米国は「卑劣な戦闘行為」を嫌っていた ほか)
第5章 英霊たちが眠る場所(島民を逃がして戦ったペリリュー島;島が兵士のお墓になった ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいゆう
23
以前読んだ本により、新聞は事実を伝えるだけでなく、新聞社によって考え方が違うと知りました。この本はタイトル通り序盤から攻撃的な感じで、そのまま受け止めないよう一歩引いて読みました。政治的な部分は別として、戦争犠牲者の方たちの話やパラオと日本の関係など初めて知る事も多かったし、慰霊の日には政治的な事は抜きにして慰霊だけをして欲しいという、残された方の気持ちも知る事ができた。現天皇も子どもながらに敗戦という重みを受け止め、心を痛め、今も慰霊に足を運ばれているのですね。2016/09/08
スー
13
原爆や東京の空襲や満州でのソ連軍の民間人虐殺の証言を読むと悔しくて涙が止まらなかった。戦争は嫌だけど一方的にボコられるも嫌だ。イラクは大量破壊兵器が無いのに攻めこまれ今だに立ち直れずにいる。日本が戦争する気が無くても攻められる可能性がある以上それに備える必要があると思う。戦争被害者の慰霊の日を政治的な活動で踏みにじるのは止めてほしい。2017/08/21
謙信公
12
今現在の国会議員が、戦後史をどれだけ勉強しているのだろうか?天皇陛下がなぜ慰霊の旅をされるのか?その思いを感じたことはあるのだろうか?空襲や原爆、ソ連の非道、シベリア抑留、パラオや沖縄の大激戦など、涙が止まらない。吉田茂とマッカーサーとの信頼関係と再独立、岸信介の安保改定、佐藤栄作の沖縄返還など、歴史の節目での決断が戦後70年の我が国の繁栄をもたらしている。歴史は勝者によって作られるが、時がたてば徐々に真実が明らかにされていく。マッカーサーでさえあの戦争は自衛だと認めていた。今がその時?座右の書になった。2019/02/09
Lila Eule
11
数々の秘話が語られていた。朝日はじめ親中親ソ知識人の商売に戦後が闇を深めていく様には、これしかなすすべなかったものかと思う。報道が報道でなければ、見えずに狂信してしまう。その結果は、軍国主義にも共産主義にも全体主義にも社会主義にも、同質の堕落と暴力を許してしまうようだ。吉村昭の様々な戦争の記録は、歴史を正しくみよと言いたいに違いない。自らの野心を騙る筆には決して踊らず、山本幡男の「事実を通じて真実を、事象を通じて本質を掴」む信念が日本人には問われている気がする。2016/07/13
乱読家 護る会支持!
7
終戦の日前後に、未だに自虐史観を繰り返すNHK などのテレビ、新聞。 本書は、そんな自虐史観を覆す史実をまとめた本です。 国会議員といわず、全国民に読んで欲しい。。。 根拠の乏しい公的処刑である東京裁判、GHQのマスコミ統制による日本人洗脳策、反日勢力の安改正反対運動、沖縄戦、原爆・都市部大空襲など民間人大虐殺、島民を逃して戦ったペリリュー島、天皇陛下の慰霊の旅など。2017/08/16