内容説明
目指せ桜蔭!昼はガテン系仕事、夜は娘と猛勉強、そして朝まで娘のための予習…わが子に全てを捧げた父親の壮絶記録。中学受験ブログ人気NO.1著者の書き下ろし。
目次
序章 絶望と猛追
第1章 こんな場所にいてはいけない
第2章 中学受験というギャンブル
第3章 異常な水準の世界
第4章 本当の馬鹿を理解して欲しい
第5章 父さんは人柱になる
第6章 受験前夜
第7章 「最難関」の本当の意味
著者等紹介
桜井信一[サクライシンイチ]
1968年生まれ。娘のために「親塾」を決意。中学受験ブログ「父娘(おやこ)の記念受験」「桜井信一の塞翁が馬.com」主宰。親が子どもに家庭で勉強を教えるためのコツや、中学受験の裏事情などをユニークな語り口で紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
64
図書館で偶然手にした。ドラマ化までされているのを知らなかったのはロシアにいたから。お父様、「中卒」を若干連呼しすぎ!この方は本当に素敵。子どもに勉強させるだけではなく自分も一緒に問題をうなりながら解いている姿勢が素晴らしい。桜蔭、行けるものなら行きたかったがうちはずっと国の税金を使い倒していた💦勉強って素晴らしい✨2022/01/18
TATA
63
僕自身は地方公立校の出身。都会の連中と比べて最初からハンデがあるなと気付いたのは受験が終わった後。なるほど、敢えて中学受験をするという選択肢もありなんだと教えてもらった作品でした。しかしながら小学生には酷過ぎるイベントではないか?親子ともに一丸とならないと乗り切れないな。その割には作品中、奥さんのことをディスり過ぎ。少しいらっとしました。そこはドラマと違うのね。2017/02/18
こうせいパパ
63
父と娘が最難関中学に挑むノンフィクション物語。父親自身が中卒らしいが、序盤はとにかく中卒がいかにダメなのか自虐的過ぎるほどの内容で、やや嫌悪感。しかし、娘はもちろん、この父親の頑張りはスゴイの一言。仕事を終えて家に帰れば、娘と一緒に猛勉強し、娘に教えるためさらに予習。ただ励ますだけならどんな親でもできるが、子供と一緒に同じ問題を全て解き、子供の状況や気持ちを理解する。見習いたい。2014/08/15
bianca
57
両親・祖父母共中卒という、生粋の中卒家庭で育つ娘と、女子最難関中学・桜蔭学園を目指す父娘の壮絶ドキュメンタリー。中学受験は厳しい。結果として桜蔭はダメだったものの、肝要なのは、親がどれだけ真剣に子供に向き合っているかを見せることだと思った。塾に行かせて、「勉強しないさい!」連呼だけでは、到底子供のやる気スイッチはONにならない。この父のやり方は非常に極端ではあるが、娘の「自分の子供は絶対桜蔭に入れたい」の言葉が全て物語っているのでは。読後、ただただ沈思黙考した。うちにも小5がいるので…うーーん。2015/06/23
きんぎょっち
46
子ども(現小5)が塾でドラマの視聴をすすめられ、ならばと本作を読ませるついでに自分も再読してみた。一年後に受験が迫っているせいか、以前とは臨場感と共感がハンパなく、涙なくしては読めなかった‥。子のためにここまで出来る親は一体どのくらいいるんだろう?自分はできるか?と問われたら、無理だ、できない。子への愛情はあるが、ここまではとてもできない。それは自分の人生の軌跡に、著者ほどのつらさ・後悔や哀しみがないせいだろう。その意味では自分は幸運なのかも。しかしこの本でつくづく学歴と賢さは連動していないことを感じた。2017/02/02