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関東大震災を予知した二人の男―大森房吉と今村明恒

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784819112246
  • NDC分類 453.3
  • Cコード C0095

内容説明

1923年9月1日、そのとき地震学者は―関東大地震を「予知できなかった男」と記憶された東京帝国大学地震学教室教授・大森房吉、「予知した男」と記録された同助教授・今村明恒。権威の責任とは、研究者の正義とは何か。ノーベル賞間違いなしと謳われた地震学の父、大森の信念に初めて光を当てる感動長編。

目次

陰鬱な船出―大正十二年七月十日火曜日
横浜地震の波紋―明治十三年二月二十二日日曜日
無クナル―明治二十四年十月二十八日水曜日
白亜のお嬢さま―明治三十年十二月十日金曜日
丙午地震説―明治三十九年一月十六日火曜日
大正の御大礼―大正四年十一月十日水曜日
関東大地震―大正十二年九月一日土曜日
大震災の死―大正十二年十一月八日木曜日

著者等紹介

上山明博[ウエヤマアキヒロ]
1955年岐阜県生まれ。作家(日本文藝家協会・日本科学史学会正会員)。1999年特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年同委員会オブザーバーなどを務めるかたわら、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りっちー

1
予め「関東大震災」(吉村昭)を読んでいたので、書かれている内容がすっと頭に入ってくる感じで読みやすかった。 2人の地震学者の確執と和解。その人間模様を軸に当時の地震学の流れが書かれてあって理解が深まった。 防災、とりわけ地震に興味のある方は是非一読して欲しい一冊です。2021/05/29

JUN

1
地震の予知を防災に生かすことのむずかしさを痛感。いい加減なことを言えばむやみに騒ぎを大きくしてしまうし、わかったことを黙っていれば、研究の意味がないし。地震だけでなく、台風などの自然災害にしても、早めに、避難勧告を出して、外れたときは、人々が不満を漏らし、又、予報を信じなくなる。自然を相手にするのは本当に、難しいことだと思う。2016/01/10

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