内容説明
本人が気づく「10の症例」/家族が気づく「15の症例」、早めの対策が肝心。食生活、運動だけでなく、心構えが大切。最先端研究者が書き下ろした初の一般書。
目次
第1章 アルツハイマー病を知る
第2章 気をつけたい「25の症例」
第3章 40~60代で始める「15の予防策」
第4章 アルツハイマー病の正体を知る
第5章 危険因子を知る
第6章 治療開発の最前線
第7章 その他の認知症を知る
著者等紹介
高島明彦[タカシマアキヒコ]
理学博士。国立長寿医療研究センター分子基盤研究部長。1954年、長崎県生まれ。九州大学理学部卒業、同大学理学部大学院生物学研究科修士修了。佐賀医科大学、米国国立衛生研究所、三菱化学生命科学研究所などの研究員を経て、1997年から理化学研究所脳科学総合研究センターのアルツハイマー病研究チーム・チームリーダー。2011年から現職。これまで東京大学農学部、東京女学館で非常勤講師、東京工業大学生命理工学部、福岡大学薬学部の客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さと
80
現実(母親)をちゃんと受け止め今から出来ることに取り組まねばいけないと思い、まずは情報収集。認知症とは⁇、原因や症状、予防方法などを一般者向けに分かりやすく解説。様々な研究データを元に危険因子を具体的に挙げている。認知症って、今はまだ完治出来ないものだけど、不安や恐れはそのせいではなくて、知らな過ぎるせい。原因やメカニズムを知る事は冷静に向き合うために必須。そういった意味ではじめの一歩(一冊)としてはおススメ。これからもう少し分野を広げて色々読んでみよう。2019/06/02
mari
19
再読?それも忘れて読んでいた。。。。これはちょっとヤバイかも、私。2015/01/14
りい
6
食生活、自前の歯でよく噛んで食べる、運動、園芸手芸、外出、睡眠、日記をつけ新聞を読む、俳句短歌を作る、絵画、音楽、囲碁将棋麻雀、積極的に人に会う、異性に感心を持つ、ストレスをためないなど・・予防できることはいろいろあるらしい。好奇心旺盛、なんにでも興味津々で楽しく生きていくのが一番の予防方法だったりするのかな?2013/05/11
mari
5
予防として、食生活で予防、運動、園芸、手芸、おしゃれをして外出、日記、新聞読む、俳句短歌絵画、音楽鑑賞演奏、囲碁将棋麻雀など。取り立てて新しい情報はないので現時点においてはこの予防策が効果的なのだろう。2013/04/08
kaorin
4
良書。第一人者が一般読者向けに書かれた本で、40歳を過ぎたら手元に置きたい本。アルツハイマー病はもちろん、老化が一番の原因だけれど、生活習慣病(糖尿病など)やうつ病と深い関係がある21世紀の疾患。予防法は生活習慣病と同じ。癌などの疾患にかかれば自ら治療にかかることができるけれど、アルツハイマーになれば自分がわからなくなるので治療に行くこともいできなくなる。これは、老後は一人暮らしになる私のような人にとって重要な問題になると思います。2015/06/30