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財務省「オオカミ少年」論

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819111522
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

増税しなくても100兆円はすぐに確保できる!政府の「外国為替資金特別会計」に眠る米国債→名義上、日銀が買い取って対価の100兆円を政府に供給。政府はこの資金を被災地復興に使い、また脱デフレ・脱円高につぎ込む。世界が驚く巨額財源をゆうゆう確保し、長期的成長戦略で政策投資する姿をデフレや円高で自信を失った日本人と世界中の投資家の目に焼き付けることができる。

目次

第1章 「増税しなければ財政破綻」は真っ赤なウソ(震災復興には増税しかないのか;増税したら税収が増えるというウソ ほか)
第2章 オオカミ少年・財務省だましのテクニック(増税の国際公約は財務官僚の反対論封じ込め策;IMFが日本の早期増税キャンペーンをする狙い ほか)
第3章 脱円高・脱デフレこそ最優先事項だ(史上空前の円高はなぜ起こるのか?;デフレ、増税は円高をさらに進める爆弾 ほか)
第4章 「世界通貨戦争」に負け続ける日本(日本は通貨安競争で自ら墓穴を掘っている;スイス国立銀行の介入政策を見習え ほか)
第5章 増税なしの「100兆円日本再生計画」(TPPも日本再生も「自助自立」が不可欠;政府は増税より震災復興の道筋を示せ ほか)

著者等紹介

田村秀男[タムラヒデオ]
産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員。日本経済新聞ワシントン特派員、米アジア財団上級フェロー、日本経済新聞香港支局長、編集委員を経て現職。政府・日銀の金融経済政策運営に対して数多くの有益な提言を行なう気鋭のジャーナリストとして注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

12
数字がいっぱいで理解するのに四苦八苦しましたが、デフレ・円高が進む最悪の時期に、「震災復興には金が必要、将来、子供や孫にツケを残さないためにも復興増税は必要」という大増税路線がまるでデタラメ政策だということがよく分かりました。政府保有の米国債、欧州の公債100兆円を日銀が紙幣を印刷して買い上げればいいんだという主張は、唐突のような気もしますが、一方でなるほどと納得させられる部分があります。2012/02/26

Humbaba

8
円高は,日本にとってマイナスとなる要素が多い.それによって利益を得ている人がいることは否定しない.しかし,それとは比べ物にならない程に多くの人達が被害を受けている.インフレをただ怖がるのではなく,デフレのマイナスを認識し,それを改善するべく手を打つ必要がある.2012/05/18

やす

6
「増税は絶対必要だ」「財務省は正しい」と思い込んでいる人には良い処方箋となる1冊。2016/10/03

まゆまゆ

3
とにかく増税してまで日本国債を償還する、となれば、そりゃ国債買われて円高が進むに決まってる!と。増税よりもまずはデフレ脱却が先決で、そのためには260兆円ある対外純債権の一部を日銀に引き受けさせて資金を確保せよ、という提言は、実現可能かどうかはともかく良い案であると思える。2012/08/16

カインズ

3
【嘘つき財務省、理論倒れの日銀、アホの政府】様々な虚言で政府や国民を騙して増税をもくろむ財務省を「オオカミ少年」と批判し、復興のための策を説く一冊。責任逃れのために具体的な行動を取らない財務省や自らの地位保全にばかりひた走る日銀の様子が詳しく書かれている。円高とも関わる課題であるデフレ脱却にはマネタリーベースを増やせばすむだけのことなのに何もしない財務省、日銀に怒りが湧いてくる。そして、彼らに操られるがままの政府に呆れ果てる。2012/01/21

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