内容説明
のんびりとした時間が流れる小さな町に『太郎桜』と呼ばれる古い大きな桜の木がある。この町で生まれ育って高3になったケンタやユウキ、ナホにとって思い出いっぱいの『太郎桜』だ。ところがそれが都市開発でバッサリ切られてしまう!!こんなニュースが3人のもとへ飛び込んできた。「それでいいのか!?ダメだ」3人は『太郎桜』を守るために立ち上がった。17歳が始めた闘いの結末は…。
著者等紹介
花井愛子[ハナイアイコ]
1956年11月30日生まれ。神戸出身、名古屋育ち、東京在住。20代は広告のコピーライターとして活躍。1987年に講談社X文庫ティーンズハート『一週間のオリーブ』で、少女小説家としてもデビュー。大人向けの作品も多数。その後は、クリエーターと作家の両立生活。たまにタレントとしてテレビやラジオにも登場している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すばる
3
花井さんは「ティーンズハート時代は改行が多いとよく言われたがあれは狙ってやっていた」と仰っていましたが、この本は改行せずに短文を繋げただけじゃないですか…。とにかく読みにくかったです。最後の方は比較的にまとまっていましたが、途中がとっ散らかり過ぎ。2019/05/20
ふじか
2
著者の作品はそこそこつまみ食いしていたのだけど、その頃に比べるとなんだか魅力が薄く感じる。 ポエム的な文書でも面白い本は面白いけど、これはぶつ切りな感じ。2018/05/03
ぶーにゃん@積ん読本解消中
2
懐かしい作家さんが久しぶり出した小説でした。もう30年位前に少女小説から大人向けの軽い恋愛小説を出していた頃に読んでいましたが、プライベートで遺産相続訴訟、自己破産と精神的にボロボロになったみたいで筆も荒れた感じがしました。ライトノベルの先駆けのような文体の割にしっかりしたストーリー展開がウリだったのに散文的でご都合主義な展開にはがっかり感が...。都市開発と桜の古木存続運動、もう少し視点を絞ってじっくり人物の心情を追えればよかったのに!2013/06/02
same
0
32011/09/30