内容説明
これまでの常識では考えられない規模と組合せで業界統合が相次いでいる。三越伊勢丹統合は他の百貨店にどのように波及して行くのか。電鉄系百貨店は?地方百貨店は?淘汰されるのはどこだ。
目次
第1章 三越伊勢丹HD誕生の衝撃
第2章 三越伊勢丹統合の光と影
第3章 全国で塗り変えられる業界地図
第4章 統合を成功に導く大丸・奥田改革の真髄
第5章 孤高の百貨店・高島屋はどこへ行く
第6章 守りから攻めへの期待高まるミレニアムリテイリング
第7章 地の利生かして生き残り図る電鉄系百貨店
第8章 苦闘する地方百貨店の生きる道
著者等紹介
川嶋幸太郎[カワシマコウタロウ]
1960年東京生まれ。大学卒業後、大手百貨店に入社。商品開発、仕入企画、経営企画に携わったのち店舗開発担当責任者に。この20数年間の業界経験を活かして、流通を中心フィールドとする経営コンサルタント兼フリージャーナリストとして独立。業界の人脈は広く、情報収集力と経営分析力には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rbyawa
1
b073、まあ要するに百貨店再編組のトップである伊勢丹三越を中心に、大丸松坂屋、阪急阪神、西武そごうなどのわりと定番の面子が語られ、電鉄系に詳しい本までは見たことがあるのだが地方百貨店が今まで読んだ中では段違いに詳しかったなぁ。だいたい一部しか書いてないんだよねw 個人的に気になったのは伊勢丹に対しての非常に高い評価と、そのわりには具体性に欠けていたことくらいか。大丸の方法論の評価のほうが具体性が(欠点も)あったのでどちらかというと読んでいる意味はあったかな、うん、これはシンプル明確。内容はまあ定番。2011/07/05
takuchan
0
統合にあたり、伊勢丹側、三越側双方のメリットと課題を分析。好調な利益を上げるマルイがなぜ大手百貨店と同列に扱われないかが初めてわかった。2013/07/20