内容説明
20世紀の急激な工業化で、人類文明は地球環境悪化の暗雲に脅かされている。これからは叡智の求められる情報化時代。人類の持続的発展へ、自律的生活者の視点でエネルギー社会のあり方、それを支える新資源創成とエネルギー利用を共考する。
目次
第1部 新しいエネルギー社会システムの構築へ(二十一世紀は共生社会―生活者の視点から;環境時代の新しい社会システム―低環境負荷型社会と循環型社会へ向けて;インフラストラクチャー(社会資本)再構築の戦略的展開に向けて)
第2部 新しいエネルギー・資源の創出(二十一世紀の科学、バイオマスと超臨界流体;熱分解によるバイオマス資源の循環と利用;二十一世紀の主役は天然ガス(メタン))
第3部 電力エネルギーと原子力の新動向(電力エネルギーの文化誌:エネルギー利用のパラダイムの変遷;電力自由化とこれからの電気事業;原子力発電所の安全確保への高度自動化―IT活用の道筋)