内容説明
本書は、エネルギー供給の生命線といえるパイプラインについて、その必要性の背景や計画・検討の経緯を踏まえながら、パイプラインの歴史・システム・安全性・環境適応性・経済性など全般的な事項を解説するとともに、近時話題に挙げられている「サハリン日本間天然ガスパイプライン」計画をはじめ、北東アジア地域における国際パイプライン構想・計画の動向に触れ、わが国にとって望ましい「アジア連携パイプライン・ネットワーク」の姿を展望する。
目次
パイプラインをめぐる動向と検討経緯
パイプラインとは:パイプとパイプライン
パイプラインの歴史
いま、なぜパイプラインが必要か
現代のパイプライン・システム
災害に強いパイプライン
環境にやさしいパイプライン
パイプライン事業と経済性
パイプラインは究極のモーダルシフト
大陸との連携パイプライン(サハリン・パイプライン導入によるインパクト)
アジア・パイプライン共有圏時代の幕開け
パイプライン事業化推進上の課題
著者等紹介
三木季雄[ミキスエオ]
1933年生。立地コンサルタント。1955年~1962年:通商産業省(現:経済産業省)。1962年~1982年:財団法人日本立地センター:主任研究員。1983年~2001年:株式会社立地テクノロジー機構:代表取締役。現在、立地コンサルタント(フリー)。1972年~1979年:液化天然ガス研究委員会(通産省):委員。1980年~1983年:石油地下備蓄技術委員会(石油公団):委員。1982年~1998年:財団法人日本エネルギー経済研究所:客員研究員。1986年~2001年:石油ガス備蓄技術委員会(石油公団):委員。天然ガスパイプラインの全国マスタープラン、石油パイプラインの全国マスタープラン・ルート選定・事業化と採算性、石油及び石油ガス備蓄基地の立地選定、内外諸国の地域開発・工業団地計画に携わる
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