内容説明
本書では、1997年12月に本学会が公表した声明「建築物の生涯二酸化炭素放出量(LCCO2)の30%削減、耐用年数3倍100年以上を目指すべき」を受けて、LCCO2の実用的算定手法の指針を提案すると共に、1990年産業連関表を利用したCO2、一次エネルギー、SOx、NOxの各原単位からなる建物評価用LCAデータベースを「建物のLCA指針(案)」として取り纏め、1998年11月に、東京と京都でシンポジウムを開催するなど広く意見を求めて参りました。これらを踏まえて鋭意検討を重ね、LCCO2に加えて、LCNOx、LCSOx、LCE、LCC等を設計段階において簡易計算できるようにしたのが、今回公開するソフトです。
目次
指針編(建築と地球環境;LCAの研究動向;建物のLCA指針(案) ほか)
例題編(事務所の検討例;ホテルの検討例)
データベース編(産業連関表の利用;建設段階の環境負荷原単位;運用段階の環境負荷原単位)