内容説明
本事例集は、「山留め設計施工指針」2002年版の改定主旨を受けて編集しており、実用性を重視した改定指針を事例を通してより分かりやすく実用のための手引書となることを出版の目的としている。また、本書では、改定指針で初めて設計計算法として提示された単純梁モデル法と、長年において多用され実測工事での測定によって多くの検証がされている梁・ばねモデルとの両方での計算を同一事例について行い、設計者に両計算法の特徴を具体的に示している。
目次
第1編 山留め設計における基本事項(調査と計画;荷重;材料の許容応力度;山留め壁の根入れ長さ ほか)
第2編 設計事例(親杭横矢板壁による自立山留めの事例;親杭横矢板壁と鋼製切梁1段による山留めの事例;大火打ちを山留め支保工として用いた事例;市街地の狭い敷地でボイリングのおそれのある山留めの事例 ほか)