内容説明
ことわざは“呪力”を有し、“魂”を救済する。一方、ことわざを改変した再生ことわざは、“魂”を開放する。“聖・俗・遊び”の文化階層モデルに基づき、両者の関係を探る。
目次
序章 ことわざの実体を探る(ことわざはどのように再生されるか;ことわざはどのように定義されるか)
第1章 ことわざを文化の観点から探る(ことわざは聖の階層に属する;再生ことわざは遊びの階層に属する;まとめ―ことわざ/再生ことわざと文化階層)
第2章 ことわざを芸術の観点から探る(ことわざはデザインの技を使う;ことわざは呪能の技を使う;再生ことわざは再生の技を使う;まとめ―ことわざ/再生ことわざと芸術的技法)
第3章 ことわざを魂の観点から探る(ことわざは魂を救済する;再生ことわざは魂を解放する;まとめ―ことわざ/再生ことわざが魂に及ぼす影響)
終章 ことわざの本質を探る(プリズムモデルから考える;人間の本性を探る)
著者等紹介
村上丘[ムラカミタカシ]
1954年福島県生まれ。専門は英語学・言語学。ICU教養学部語学科言語学専攻卒業。UCSD大学院言語学部交換留学。ICU大学院博士前期課程英語教育法専攻修了。県立新潟女子短期大学英文科、群馬県立女子大学文学部英文学科、新潟大学教育学部英語科を経て、現在、大妻女子大学文学部英語英文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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