内容説明
都市化による衛生環境の悪化に直面する中、屎尿処理はいかに変容したのか。処理主体が民間から行政に変化し、各都市が屎尿の肥料化と下水処理技術の導入を模索した過程をたどる。
目次
序章 屎尿は資源か、廃棄物か―時代とともに変化する価値
第1章 都市化と衛生環境―戦前の東京・大阪・名古屋
第2章 屎尿処理公営化と屎尿流通網の再形成―戦前東京市
第3章 下水処理化の挫折―戦前大阪市
第4章 農村還元処分と下水処理の併存―戦前名古屋市
第5章 戦後日本の不衛生処分と下水処理化
終章 汲取処理か、下水処理か―時代と社会に合わせた選択
著者等紹介
星野高徳[ホシノタカノリ]
琉球大学国際地域創造学部准教授。1981年千葉県生まれ。2012年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了、博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。