内容説明
利己心が解放されたとき、社会はどこへ向かうのか。個人主義の伸展を軸に、英国近代社会創成期の思考を立体的に描く、夭折した奇才の遺著。
目次
序章 新しい政治理念の起源
第1章 古い個人主義者たち(プリーストリーとプライス;ウィリアム・ペイリー;ウィリアム・ゴドウィンとトマス・スペンス;トマス・ペイン;バーク)
第2章 経済学者たち(アダム・スミス;デイヴィド・リカード;ロバート・マルサス;保守的な経済学者(チャーマーズ、サドラー))
第3章 新しい個人主義者たち(ジェレミー・ベンサム;ベンサム派の人々(『ウェストミンスター・レヴュー』))
第4章 急進派の人々(ジョン・カートライト;コベット;力ーライル、アトウッド、P・トムソン、エリオット;急進主義の最後の興隆;これまでのまとめ)
第5章 社会主義者たち(ロバート・オーウェン;オーウェンの弟子たち(A・コウムとW・トムソン))
著者等紹介
太田和宏[オオタカズヒロ]
北海学園大学名誉教授。博士(経済学)。1947年福島県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。北海学園大学経済学部講師、助教授、教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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