内容説明
急激な変化の渦中にある水田農業。求められるマネジメントとは何か、農業の働き方は変わるのか、棚田は誰が守るのか、丹念なフィールドワークから検証する。
目次
第1章 水田経営の戦略と組織
第2章 ステークホルダー・マネジメントと組織形態
第3章 農地集積戦略と組織形態
第4章 機械の稼働効率と組織形態
第5章 作業の季節性と労働条件
第6章 従業員の職務満足とステークホルダー・マネジメント
第7章 中山間地域における付加価値分配と持続性
第8章 中山間地域における農地集積と小規模農家との関係
第9章 中山間地域での高食味米生産における篤農技術
第10章 これからの水田経営の戦略と組織
著者等紹介
八木洋憲[ヤギヒロノリ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。博士(農学)。1976年生まれ。農林水産省農業研究センター、独立行政法人農業工学研究所、東京大学大学院農学生命科学研究科講師を経て現職。他に、ニューキャッスル大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、カリフォルニア大学デービス校フルブライト研究員など歴任。農業経営学および農学計画学、とくに農業経営の戦略と組織、経営計画、都市・農村地域のグランドデザインを専門としている。2010年に日本農学会農学進歩賞、2022年に日本農業経済学会学術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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