内容説明
数十年にわたる国家主義統合と経済成長、その陰での民衆抑圧構造、覆い隠されてきた「過去事」とその清算運動、米国・日本の関与とグローバル化のなかで韓国社会を把握。
目次
第1編 社会経済史の論点(解放八年史;国家主義的経済発展;国家・民族・近代化;1980年光州;「過去事」とイデオロギー;IMF事態;IMF事態以降の貧困と労働;階級;社会構成体論争;グローバル化から連携へ)
第2編 人間を取り巻く今日的論点(環境運動と環境思想;尊厳の論調;景観論;韓国で受けとめた)
第3編 朝鮮半島と向き合う日本(朝鮮半島と向き合わない日本;敗戦後日本の社会意識;朝鮮半島と向き合うために)
著者等紹介
水野邦彦[ミズノクニヒコ]
北海学園大学経済学部教授。1960年生まれ。一橋大学大学院博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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