内容説明
統計の生産と利用の一般理論がいまパラダイム転換に匹敵する状況変化にある。統計制度における行政記録の役割の本質は何か?インド統計改革の欧米との比較検証により解明。
目次
第1章 官僚制的組織と業務統計の基礎概念―行政記録と統計制度の研究序説
第2章 行政記録と統計制度の内外の研究動向―「レジスターベースの統計制度」をめぐって
第3章 インドの官僚制度と行政統計
第4章 インドにおける新しい統計領域―村落パンチャヤト統計制度の構築
第5章 インド村落における住民基本リスト構築の可能性
第6章 インド村落からみた途上国出生登録の課題―ミクロレベルの検証
第7章 G.v.マイヤーの自己観察概念の再構成
補論 未観測経済の計測論再論
終章 結論
著者等紹介
岡部純一[オカベジュンイチ]
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院/経済学部教授。1959年生まれ。北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。岩手大学人文社会科学部教授等を経て現職。博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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