金融化資本主義―生産なき利潤と金融による搾取

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  • サイズ A5判/ページ数 527p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784818825000
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C3033

内容説明

金融の膨張、非金融企業・銀行・家計の行動変化、膨大な金融利潤の創出でもたらされた1970年代末以降の資本主義の新たな段階への変容を「金融化」と捉え、その特質を鋭く指摘。

目次

第1部 金融化:理論的分析および歴史的前例(序論:金融の台頭に次ぐ台頭;金融化の分析:文献および理論;金融の優位の第一波動:マルクス派の理論的反応)
第2部 金融化の政治経済学(金融化資本主義の貨幣的基礎;金融化の流動領域:金融と資本主義経済;金融利潤の難問)
第3部 金融化の実証的・歴史的特性(金融化的蓄積の背景;基調的傾向および諸変形:成熟した金融化と従属的金融化;危機招来への傾向:2007年に勃発した大混乱;金融のコントロール)

著者等紹介

ラパヴィツァス,コスタス[ラパヴィツァス,コスタス] [Lapavitsas,Costas]
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)において1990年以来、経済学を教えてきており、現在は教授職にある。研究分野は、貨幣・金融の政治経済学、日本経済、経済学説史、経済史、現代世界経済と幅広いものがある。2010年以来、研究面での興味は、ユーロ圏危機に集中し、著作はヨーロッパにおける議論および政策立案に大きな影響を与えた。2015年にはギリシャの国会議員に選出されている

斉藤美彦[サイトウヨシヒコ]
大阪経済大学経済学部教授。1955年北海道北見市生まれ。79年東京大学経済学部卒。86‐87年ロンドン大学(LSE)大学院研究生。全国銀行協会連合会(現・全国銀行協会)、日本証券経済研究所等を経て現職。この間1992年ロンドン大学(SOAS)客員研究員、95‐96年オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ・シニア・アソシエート・メンバー(スワイヤ・キャセイパシフィック・フェロー)。95年博士(経済学)(武蔵大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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