内容説明
「アメリカの国益」が優先されるのはなぜか?日本の経済政策は、アメリカの意向を反映させたものになっている。それはなぜか。また、いつのころからそうなってしまったのか。本書は、戦後日本の通商政策・貿易政策を年代を追ってたどりながら、その答えを明らかにする。
目次
1 占領下の貿易(アメリカの日本占領;敗戦後の苦境 ほか)
2 国際社会への復帰(日本の独立;IMFへの加盟 ほか)
3 貿易赤字とその対策(戦後貿易赤字の必然性;輸出促進策 ほか)
4 輸出自主規制(アメリカの立場;綿製品の輸出自主規制 ほか)
5 輸入拡大と占領下時代への回帰(輸入の重要性;アメリカの機構改革 ほか)
著者等紹介
山田正次[ヤマダショウジ]
1949年、名古屋市生まれ。南山大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。南山大学経済学部助手、講師、助教授を経て、教授。日本国際経済学会理事、日本経済政策学会理事を歴任。専攻は国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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