内容説明
グローバル資本主義の「もう一つの主役」として登場してきた中国、ブラジル、ロシアなどの現状と課題を解明する。
目次
グローバル資本主義の展開と新興経済
1 中国経済の現状と課題(中国経済の構造変化と雇用改革;中国株式市場における「移行経済型市場」の形成―株式市場の形成要因を中心に;中国電力産業の発展と地域開発―貴州省を中心に)
2 ブラジル・メキシコ・ロシア経済の現状と課題(ブラジルにおける世界経済危機の影響;経済グローバル化時代における“保護主義”政策のあり方―ブラジルとメキシコにおける二つの開発戦略の比較分析を通じて;現代ロシアにおける中間層の形成―資源依存型経済における経済成長と階層分化の動向)
3 アジアの周辺新興経済の諸相(日本・フィリピンEPA(経済連携協定)の論点―サービス労働力の国際移動をめぐる視座
日系縫製企業の第二次移転としてのバングラデシュ―国際資本移転のジェンダー分析
ベトナムの経済発展と情報技術政策―ベトナムにおけるIT化の意味)