内容説明
「アカデミック・エッセイ」の名手による初のエッセイ集。テーマは経済学の古典から時事問題、さらに歴史・音楽まで奔放に広がる。
目次
第1部 “古典”名著を読む(古典を読む;ケインズ;マルクス ほか)
第2部 “時事”現在の世界を読む(ノーベル経済学者とメルケル首相;最近の経済学教育論争を考える;「長期停滞論」の復活 ほか)
第3部 “書評”歴史と音楽を読む(平川克美『グローバリズムという病』;神田千里『織田信長』;小和田哲男『明智光秀と本能寺の変』 ほか)
著者等紹介
根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。1990年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。1990年4月、京都大学経済学部助教授、2000年4月より現在まで、京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は経済学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズツキ
3
経済古典の著作家に対する評論と時事論に書物の評論を加えた作品。1番の目玉は当然、経済学者への評価だが、すっきりとまとめてあるうえに手軽に読めてなかなか良い。2015/12/12
Humbaba
1
いくら理論を知っていたとしても、それだけで実際の社会の動きがわかるわけでも、正しく予測できるわけでもない。しかし、それは知識が無意味ということを意味しているわけではない。なぜそのような自体が発生したのかを知っていれば、予め準備しておくことも、そもそもそのような状況に陥らない事も選べる。2015/12/18