内容説明
ドイツ資本主義の空間的構成、地域の経済圏を基盤とする官民一体の地域間競争のあり方、国境を跨ぐ観光圏の存在、という3つの論点について観光客の動向から検証する。
目次
ヨーロッパにおける旅行者移動マトリックス―ヨーロッパ大陸における旅行者の動き
第1部 ヨーロッパにおける都市観光
第2部 ドイツと観光
第3部 バーデン=ヴュルテンベルク
第4部 バイエルンと観光
第5部 ガルミッシュ=パルテンキルヘンと観光
著者等紹介
山田徹雄[ヤマダテツオ]
1947年神奈川県茅ヶ崎市に生まれる。1975‐77年DAAD留学生としてエアランゲン・ニュルンベルク大学留学。1979年早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位修得退学、博士(商学)。跡見学園女子大学専任講師就任。1982年跡見学園女子大学助教授を経て1988年跡見学園女子大学教授就任。2010年跡見学園女子大学学長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
113
日本の観光についてこれからは重要だと思われるので、ヨーロッパの各国はどのような感じで振興しているのかを知りたく手に取りました。第1部はヨーロッパの各国の状況、イタリア、オーストリア、ドイツについての統計資料を基にした分析です。第2部がドイツと観光ということで、宿泊施設やドイツ人の旅行あるいはドイツへ来る外国人観光客の分析をしています。そのほか個別の観光地の計量分析を行っていてかなりの力作であると感じました。日本もこれからは観光立国を目指すのであれば学ぶべきことは多々あると感じました。2016/03/23