内容説明
シュンペーターを読み解き、資本主義の未来を展望する。「統一発展理論」を主張し、経済学にイノベーションという概念を持ち込んだシュンペーターが、いかに新しい課題を資本主義の転換期に提供してきたかを語る。
目次
序論 問題視角と研究課題
第1部 シュンペーターの生涯と思想(シュンペーターに対する評価)
第2部 シュンペーターの資本主義像とその学説的位置(シュンペーター理論体系の基礎;資本主義における発展と変動の理論的展開)
第3部 資本主義のパラドックス(企業家とイノベーションの理論;シュンペーターにおける資本主義の現代的意義)
著者等紹介
菊地均[キクチヒトシ]
北海商科大学大学院商学研究科教授。1948年北海道生まれ。日本大学大学院商学研究科博士課程修了。レスブリッジ大学交換教授、北海商科大学教授。2011年より現職。博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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彼は日本ひいき(42頁)。主著『資本主義・社会主義・民主主義』、『十大経済学者』、『経済分析の歴史』(52頁)。彼は社会学者のタルドを高く評価(83頁)。また、彼はヴィーコ、マルクス、ゴルトンを3大社会学者としている(83頁)。覚書:シュンペーターは日本の高田保馬であろう。経済学と社会学に精通しているため。信用:本質的には購買力を創造する力(123頁)。彼は銀行家を交換経済の監督者と呼ぶ(124頁)。イノベーション:本質的に市場における不確実性への挑戦で、成功裏に導入することを前提 とする(131頁)。2015/04/10
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