内容説明
明治前半期から100年に及ぶ日本における輸出向けの陶磁器を中心とする地場産業の歴史を、同業者組織の活動や機能の変遷を通じて解明を試みる。発展と衰退の要因は何か。
目次
序章 課題の設定
第1章 組織化の進展と前田正名の五二会運動
第2章 日露戦後期の勧業政策と同業組合
第3章 明治後期の瀬戸陶磁器業と同業組合
第4章 日本陶器とディナーセット
補論 戦間期の同業者組織
第5章 戦間期の陶磁器輸出と同業者組織
第6章 輸出メリヤス業の発展と工業組合
第7章 戦時期の産地と同業者組織
第8章 戦後日本の陶磁器業の国際競争力
第9章 瀬戸ノベルティの成長と衰退
終章 結論と課題
著者等紹介
大森一宏[オオモリカズヒロ]
1959年生まれ。最終学歴、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。経済学修士。現職、駿河台大学経済経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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