内容説明
日本を、どんな国・社会にしたいですか?一人ひとりの自由・権利・幸福のため、どのような政治体制が最善なのか。その実現のために実力行使を意図した民権運動・激化事件に注目し、その思想や行動と限界を検証する。
目次
第1部 激化事件の全体像(激化事件研究の現状と課題―全体像に向けて;減租請願運動と自由党・激化事件;青年民権運動と激化)
第2部 各地の激化事件像(福島・喜多方事件再考―同根複合事件・裁判から見た事件像;上毛自由党と群馬事件;加波山事件―富松正安と地域の視点を中心にして;秩父事件に関する研究ノート―田代栄助の尋問調書の分析から見える秩父事件)
第3部 語り継がれる激化事件(日露戦後の激化事件顕彰運動と『自由党史』;秩父事件顕彰運動;秩父事件の伝承をめぐって)
著者等紹介
高島千代[タカシマチヨ]
1964年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。関西学院大学法学部教授。秩父事件を中心とした自由民権研究・日本政治史
田崎公司[タサキキミツカサ]
激化事件研究会代表。1958年生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程修了。大阪商業大学経済学部准教授。越後街道野澤宿ふるさと自慢館副館長。日本近世・近現代社会経済史および人権教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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