内容説明
企業行動の変容のなかで、職場はどう変わったか?働き方は?現場力は?労使関係は?労使へのヒアリングを通じてそれらの相互連関を読み解き、今後の展望を探る。
目次
序章 日本企業の現場力と労使関係
序章の補論 現場力に関する若干の理論的検討
第1章 自動車―余裕の喪失が現場力を弱めている?
第2章 電機1―労使協議を通じた労使関係の構築 組合の「翻訳」機能に関する一考察
第3章 電機2―労使協議を通じた労使関係の構築 組合員の現場力形成を通じた交渉力の維持・向上
第4章 流通―創意工夫を生み出す労使関係
第5章 宅配―労使が支える現場の自律性と企業競争力
第6章 外食―「人づくり」と「現場力」
第7章 人材派遣―労働者派遣業における労使関係の多層化と労働組合の取り組み
第8章 産業機械―製品開発力を生み出す企業内連携と労使関係
著者等紹介
禹宗〓[ウージョンウォン]
1961年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程退学、博士(経済学)。現在、埼玉大学経済学部教授。著書に『「身分の取引」と日本の雇用慣行―国鉄の事例分析』(日本経済評論社、2003年、沖永賞、社会政策学会奨励賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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