内容説明
近代経済学の最重要概念「資本」とその所有者「資本家」のタームの生み親テュルゴーの経済理論の革新性、経済学の古典形成への貢献と意義を解明。
目次
第1章 テュルゴーの経済思想の形成とその源泉
第2章 テュルゴー資本理論の基本構成と展開
第3章 テュルゴー資本理論の諸問題
終章 テュルゴー理論の革新性とその性格
付論1. チャイルド‐グルネー‐テュルゴー―「資本」概念の生成と成立に関する一考察
付論2. テュルゴー利子論への補遺―「貨幣貸付に関する覚書」を中心にして
著者等紹介
中川辰洋[ナカガワタツヒロ]
1952年札幌市に生まれる。1989年東京大学経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。社団法人公社債引受協会調査部調査課長、青山学院大学経済学部経済学科助教授、教授などを経て、同現代経済デザイン学科教授、公益財団法人日本証券経済研究所客員研究員。この間、ヨーロッパ議会・ヨーロッパ委員会後援の研修制度EUVP(ヨーロッパ連合訪問プログラム)参加(1995年)、在外研究期間を利用してソシエテ・ジェネラル銀行(パリ=ラデファンス)資本市場部経済調査チーム(現・ストラテジスト調査チーム)所属(1999‐2000年)、パリ第10大学(ナンテール校)客員研究員(2008‐09年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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