内容説明
インフラの本質は公共性にある。公益事業と公共性の接点を探りつつ、福島原発事故をきっかけに浮上する電力システムにおける公共空間の解明を通じて、公共性を考える。
目次
序章 東日本大震災と福島原発事故が問うもの
第1章 経済から見る公共性―新しい「公共」の「新しさ」について
第2章 共同体・国家および公共性―政治経済学・経済史学会からみる公共性
第3章 公共性は私的空間をいかに取り込むか―山田良治氏の所論によせて
第4章 福島原発事故と日本のエネルギー政策―「原子力立国論」の虚構
第5章 福島県と電源立地問題―遠距離送電技術の功罪
終章 3.11と再生可能エネルギー・ルネッサンス
著者等紹介
小坂直人[コサカナオト]
北海学園大学経済学部教授。1949年生まれ。北海道大学経済学部卒、東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東北大学経済学部助手を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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