内容説明
中国辺境の雲南は、急激な開発によって多くの民族、豊かな自然環境からなる多様性が急激に変化しつつある。持続的発展をめざす観点から、開発の態様と環境の変容を分析する。
目次
第1章 雲南省における開発政策のグリーン化の可能性―持続可能な社会に向けて
第2章 自然資源、少数民族およびNGO―森林資源管理から見た雲南省農村部開発の一側面
第3章 雲南におけるモータリゼーションの進展
第4章 雲南省の観光開発と少数民族文化
第5章 雲南のイスラム
第6章 ある少数民族農民のオーラルヒストリー―原始共産社会から市場経済社会へ
第7章 シーサンパンナの自然は天然か人工か―自然再生の可能性をさぐる
著者等紹介
村上勝彦[ムラカミカツヒコ]
東京経済大学経済学部教授。1942年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
松本光太郎[マツモトコウタロウ]
東京経済大学コミュニケーション学部准教授で、2010年死去。1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。